とある諺に学ぶ合意形成 パート5 〜リモートワーク編〜
はじめに
こんにちは、おおはしりきたけです!今日は7月7日クラスメソッドの設立記念日です!
昨年は、忘れてしまいましたが、設立記念といえば、私の中では「諺に学ぶ合意形成」シリーズになっております。そろそろ諺も無理やり捻出している感がありますが、書かせていただきます。 今回は、リモートワークという内容で書きます。もはや合意形成あんまり関係なくなってきてますが、このシリーズは自分の中でも好きなシリーズなので、書かせていただきます。
弊社では、以前からリモートワークはしていましたが、ほほ全員がリモートワークになったのは、今回が始めてです。もうすぐこの状況が半年経過しますが、リモートワークの中でも様々な学びがありました。
合意形成とは
前回も書きましたが、合意形成とは、ステークホルダーの意見の一致を図ること。特に議論などを通じて関係者の根底にある多様な価値を顕在化させ、相互の意見の一致を図る過程のことをいう。コンセンサスともいう。握るなんていうこともありますね.
リモートワーク時に学べる諺
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
意味:知らないことは積極的に質問するべきだという教え。
オフラインの時とことなり、オンラインは非同期なコミュニケーションで仕事を行っていることもあり、周りのメンバーが、気軽に隣にいるという状況ではないので、ちょっと聞きたいときに聞きにくいという話もよく耳にします。しかし、自分が抱えてしまって、問題が解決せず、結果的にチームに迷惑をかけてしまうということもあります。積極的に質問する姿勢も必要ですが、質問しやすい場作りをする方がもっと大切ですね
灯台下暗し
意味:人は身近なことには案外気がつかないものだというたとえ。
リモート中心になると、自分のチームやプロジェクトの情報は共有されていても、隣のチームや他の部門がどの様な事をやっているのかが、オフラインのときに比べて寄りわかりにくくなります。組織自体が大きくなってくると必然的に組織のサイロ化は進んでしまいますが、リモートになることでより顕著にサイロ化が進む組織もあります。サイロ化が進んでしまうと、チーム間のコラボレーションやコミュニケーションを妨げる障壁となり、効率が低下してしまいます。実は似たような事を隣のチームがやっていたということにならないように、こちらもオンラインでもコラボレーションしやすい場作りが大切です。
弊社でも色々試していますが、こういう方法でうまく行っているという方がいたら是非教えてほしいです。
阿吽の呼吸
互いに力を合わせて1つの物事をするときに、呼吸がぴったりと合い気持ちが一つになること。
リモートワークでは、隣にメンバーがいるわけではないので、細かい情報などが漏れやすかったりします。そのためにも、チームビルディングを常に行い、チームの練度を高めていく必要があります。練度の高いチームは、リモートワークであったとしても、阿吽の呼吸で進んで行くことができます。
親しき仲にも礼儀あり
どんなに親密な間柄であっても、守るべき礼儀があるということ。
チャット中心のやり取りになると、オフライン時の会話とは、大きく異なります。リモートワークにおけるコミュニケーションはスキルであり、鍛えられるものだと持っています。言葉が足りなかったり、表現が足りなかったり、発信者側の内容が受信側に伝わらないということが起きてしまうこともあります。
チャットでのコミュニケーションでは、口頭に比べるとどうしても冷たい印象になってしまいます。また、複数のメンバーがいるチャンネルでは、全員が同じ関係性というわけではありません。チャットやオンライン会議ツールを通して自分の言動がどのように伝わっているのかを考えながらコミュニケーションをとっていくのが重要です。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
意味:苦しいことも過ぎてしまえば、その苦しさや恩も簡単に忘れてしまうということ。
チャットやオンラインMTGでの議論が白熱しそこで物事が決まっても、流れてしまうことが多いです。もちろんチャットにはログは残りますが、これはあくまで会話のログです。オフライン同様決定事項などは、議事録に残したり、GithubのIssueを立てたりしっかりと記録に残すことが大切です。
下学して上達す
意味:手近なところから学び始め、しだいに高速な道理を学び達すること
こちらは、前回も書きましたが、合意形成はスキルです!苦手な人も経験を積めば上達ができます。私もコミュニケーションが下手くそなので、仕事以外にも以下のような活動をして合意形成のスキル向上を目指しています。
- オンライン飲み会幹事
- 難易度:★
- オンライン社内勉強会
- 難易度:★★
- オンラインコミュニティ運営
- 難易度:★★★★★
- 自治会(オンラインではない)
- 難易度:★★★★★★★★
まとめ
- 1人で悩んで抱えるくらいなら、聞いて解決することが大切。そのための場作りはもっと大切
- 視野を広くし、まずは隣のチームが何をやっているのか興味を持つ
- チームの練度を高めコミュニケーションロスを減らす
- どう伝わるかをしっかりと考えコミュニケーションを取る
- そのままチャットに流すのではなく、議論して決まった結果をしっかりと記録しておく
- 合意形成は上達する
リモートワーク中心の組織こそ、企業のカルチャーが浸透しているかが大切ですね。烏合の衆にならないように気をつけていきたいと思います。